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言語聴覚士
言語聴覚士とは、言語や聴覚にハンディを背負った人の機能改善や回復をはかるために、教育・訓練といったリハビリをおこなう人のこと。この職に求められる資質は、豊富で適切なリハビリ知識と、高いコミュニケーション能力です。言語・聴覚のハンディをもつ人は、普段の意思疎通に不便を感じる場合も多いもの。まずはこの人たちと円滑なコミュニケーションをとってリハビリにやりがいをもってもらい、そして、ハンディを乗りこえる能力も身につけてもらう。この要素はどちらも欠かせないものです。
言語聴覚士となるためには国家試験の合格が必須条件となります。国家試験受験資格を得るためには一定の条件がありますが、厚生労働大臣が指定する科目を履修できる大学を卒業すれば書類審査のみで受験資格を得られます。しかし、高校卒や一般大学卒の場合、学歴によって期間の違いはあるものの、いずれも何らかの養成機関で知識と技能を習得する必要があります。また、外国の大学や養成機関でこの資格についての科目を学んだ人や、外国での資格免許を取得している人も、書類審査で認定されれば受験資格を得られます。試験の合格率は年度によってかなりのばらつきがありますが、平成15年までは受験資格に一部の特例が認められていました。特例廃止後である平成16年以降の合格率は、50〜60%台で推移しています。
言語聴覚士の就職先としては、病院や各社会福祉施設などが挙げられます。しかし、資格制度が1997年にできたばかりで歴史が浅く、まだまだ認知度が低いこの職業。法整備の遅れによって、いまだに業務のなかで介護保険の報酬が出ないものもあるといった理由などから、残念ながら現状では引く手あまたというわけにはいかないようです。しかし、実際にリハビリを必要としている人の数は多く、また法律面でもだんだんと改善への動きが進みつつあります。将来的には地位向上、ニーズ増加の可能性がかなり高いといえるでしょう。言語聴覚士にとって、今はまさに「我慢のとき」なのかもしれません。