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きゅう師
きゅう師は、あん摩マッサージ指圧師・はり師・柔道整復師と同じく、れっきとした国家資格。薬草の「もぐさ」を燃やし、その熱によって体のツボを刺激するという漢方療法で、さまざまな不調の改善をはかります。他人にたいして、治療として実際に「お灸をすえる」ことができるのは、きゅう師と医師だけ。医師の同意があれば、神経痛やリウマチなどの症状にたいする施術においては、健康保険も使うことができます。
きゅう師を名乗るには国家資格を取得しなければなりません。学歴が高校卒以上の場合、国が指定する学校や養成機関などに3年以上通い知識と技術を修得したのち、国家試験に合格すればきゅう師となれます。試験内容は学科のみで、実技はありません。合格率も毎年80%前後と高いので、試験自体の難易度は高くないといえるでしょう。また、この試験と、はり師およびあん摩マッサージ指圧師の国家資格試験とは、試験科目の多くが共通していることから、これらの資格を複数取得する人も多いようです。特にきゅう師とはり師においては類似点・共通点が非常に多いため、2つの資格を同時にとる人が大多数で、この2資格をもつ人は「鍼灸師」と呼ばれます。そしてあん摩マッサージ指圧師を加えた3資格すべてをもつ人は「鍼灸マッサージ師」や「三療師」と呼ばれます。複数の資格を持つことで治療の選択肢も広がり、より重宝される存在となりますので、できれば3資格の取得を目指したいところです。
おもな就職先として挙げられるのは、やはり鍼灸院や病院など。何年か働いて腕を磨いて、独立開業する人も多いといえます。収入については、もちろん独立開業後は人それぞれですが、鍼灸院などに勤務しているあいだはおおむね一般的な水準です。需要・待遇ともに安定しているのも、この職の魅力のひとつでしょう。
東洋医学が見直されている昨今、お灸はスポーツ界などでも徐々に注目を集めており、その医療効果だけでなく、健康の維持・増進効果も期待されています。今後も活躍のフィールドがますます広がっていく可能性が高い職種といえるでしょう。
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