仕事が気になるならココをチェック!
点字通訳者
視覚にハンディをもち、通常の字を読むことができない人たち。彼らのために、本などを点字に訳す点字通訳者。視覚障害者にとっては、文学作品などを理解するための大きな手助けをしてくれる大切な存在です。この仕事をこなすためには点字そのものにたいする深い知識と、障害者福祉にたいする前向きな気持ちが求められます。近年は点字ソフトなどでパソコンによる点字入力などもできるようになったとはいえ、それでも一文字一文字を点字に直す作業はかなりの時間と労力を要するもの。地道にコツコツと仕上げるための根気も必要です。
点字通訳者になるための資格は特にありません。点字のスキルを証明する手段としては、点字スクールの卒業なども有効ですが、できれば何らかの資格は取得しておきたいところです。点字関連の最も有名な資格としては、日本盲人社会福祉施設協議会がおこなう点字技能検定試験が挙げられます。この試験を受験するには3年以上の実務従事という条件があり、試験も学科のみならず実技も必要としているといったこともあって、これをクリアした合格者は一定のレベルのスキルが備わっているとみなされます。民間資格ですが、信用性は高いといっていいでしょう。
通常会話の場では、耳に障害がない限り視覚障害者も口で話すことが中心。点字を使う機会は限られた局面のものであるため、点字通訳士の活躍の機会はかなり限られたものになっています。そういう理由もあってか、残念ながらその多くがまだまだボランティア的なものにとどまっているのが現状。これを専門の仕事として生計を立てるのはかなり困難なようです。
点字は完全にマスターするには数年かかるといわれています。けっして楽に身につけられる技能ではありませんし、収入的にもなかなかむくわれない仕事です。しかし、視覚障害者の世界を少しでも広げるサポートをしたいという気持ちがある人なら、きっとやりがいを持てることでしょう。
仕事が気になるならココをチェック!