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歯科医師
歯医者さんという通称でおなじみの歯科医師。虫歯や歯周病の予防や治療、歯の矯正、歯の健康のための指導といった歯に関するあらゆる処置から、首より上にある骨折やガンなどの治療までもおこなう、まさに口のなかのプロフェッショナルです。治療はこまかい作業の連続となるため、手先が器用なことが重要。そして、患者を安心させることができる人間性、日々進歩する歯科医療の最新知識を常に勉強する積極的な姿勢などの資質が求められます。
歯科医師になるためには、まず歯科医師国家試験に合格することが必須条件です。この資格試験を受けるためには、高校卒業後に歯科大学または歯学部のある大学で6年間歯学の教育を受けるなど、一定の条件が課せられています。試験の合格率は、かつては90%台というきわめて高い水準でしたが、近年この数値は下がってきており、現時点では75〜80%といったところ。それでも合格率は高いのですが、その前段階の歯科大学や大学の歯学部への入試がかなりの難関となっていますので、資格取得の道はそうたやすいものではないでしょう。さらに、現在は国家試験合格後にも1年以上の臨床研修をこなすことが義務づけられています。ここまでの全てをクリアして、ようやく歯科医師となれるのです。
晴れて歯科医師となった人は、まず歯科医院や大学病院などで実務をこなして腕を磨き、のちに開業するといったケースが多いようです。収入も現状ではまだまだ高い水準にあるといえるでしょう。しかし、歯科医院については、国内における数がなんとコンビニエンスストアの軒数よりも多いという、極端な供給過剰状態に直面しています。特に都市部の歯科医院の数はかなりのものとなっているようです。そんな背景もあって、最近はだんだんと新規開業が難しくなってきているこの業界。歯科医師として未来を生きぬくためには、ほかの医院との差別化や専門化などが不可欠になってくるでしょう。
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